Harvard Business Reviewが、GlobalEnglishによる30カ国の英語流暢さの調査で、フィリピンが英国やインドよりもスコアが上回ったと報じている。
フィリピンの旧宗主国は米国で、小学校から英語とタガログ語が半々で授業が行われており、出稼ぎのために労働者の海外志向も強い。インドは公用語の一つに英語があるものの、ヒンディー語等の土着語を生活で使っている人が多いのか、FE EPI英語能力指数でも44カ国中30位と標準以下になっていた(日本や韓国は標準的)ので驚きは無い。英語の母国はどうしたのであろう?
追記(2012/04/25 02:07):フィリピン人がずば抜けて勉強熱心と言うわけではなく、数学などには弱い。大卒CADオペレーターの採用試験で、日本の中学校1年生なら全問正解できる問題を出しても、なかなか満点がいないそうだ(フィリピンつれづれブログ)。
追記(2012/04/30 03:00):ビジネス英語の専門家はフィリピン英語はインドや日本人と同じsyllable-timedで、stress-timedではないと指摘している(日向清人のビジネス英語雑記帳)。ネイティブとはちょっと違う英語を話しているのは確かなようだ。
2 コメント:
俺は香港に現在住み、英語圏を母国に持つ外国人や、東南アジア人と仕事柄毎日会う。 また香港に来る前は石油の仕事で2年間、フィリピンにすんでいた。 確かに小学校から英語教育も盛んだ。 だけど私立の学校や大学まで運よく卒業した中流以上の金銭的余裕のある家庭以外の者たちの発音は非常に聞きづらいフィリピーノ イングリッシュだし、仕事では使えない。 彼ら出稼ぎ組は、驚くほど出向いたところでの言葉を学習する能力は優れていることは、認める。 が、あの現地語と混じった英語のどこをどうすれば“流暢”などという、評価が出るのか不思議でしょうがないよ。
>>tamahk さん
コメントありがとうございます。
どうもオンライン・テストらしいので、「私立の学校や大学まで運よく卒業した中流以上の金銭的余裕のある家庭」の人だけの結果かも知れません。
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