2012年11月29日木曜日

ネット党首討論会で分かる民主党の原子力政策

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ニコニコ動画のネット党首討論会をUstreamで視聴してみた。録画で後からも見られる。討論者の1回の持ち時間制限1分がはっきりしていて、某テレビ番組のように割り込み自由ではないので、意外に進行はスムーズだ。インターネット選挙の問題にも、安心感を与えると言う意味で、一石を投じる事例になりそうな感じだった。

ただし90分間しかない上に、最初に「我が党が伝えたい事」をスピーチさせたので中身が薄い。10人では無く3人ぐらいで、最初から具体的なテーマで討論していたら、面白かったかも知れない。個別のテーマは、TPP、消費増税、原発になっている。憲法問題と金融政策が入っていない。

特に目新しい話は無いが、社民党の福島みずほ氏が、民主党の脱原発政策について追求を行ったところは面白い(1時間14分~)。つまり、建設途中の原発に40年稼動ルールをあてはめたら、2030年代の原発ゼロは不可能だと言う指摘だ。野田首相は、それに対して2030年代の原発ゼロを目指すものの、「柔軟に見直す」と曖昧な答えに終始した。

自民党の安倍氏は原発削減だけを目指すわけではなく、諸々の要素を考慮すると主張している。民主党の野田氏は原発ゼロを目指すが、諸々の要素を考慮すると主張している。結局、この問題に関しては、言っている事は同じに思える。

どちらにしろ、2001年と比較すると近年は原油で3.5倍、LNGで2倍、石炭で4倍となっている事、新興国のエネルギー需要が増している事を指摘する討論者はいなかった。CO2の排出削減問題も言及されていない。これらも考慮して、柔軟に対処すると言う意味なのであろうが、すると自民党以外の原発ゼロや脱原発と言うキャッチコピーに、かなりの不誠実を感じざるを得ない。

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