2012年11月14日水曜日

遺伝子改造トマトは動脈硬化を予防する

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健康食品は色々ある。トマトも健康食品だと思われていると思うが、さらに健康に良くしようと努力している人々がいるようだ。

DVICEによるとUCLAのデイヴィッド・ゲフィン医科大学院のAlan M. Fogelman博士とそのチームは、善玉コレストロールであるリポタンパクもしくは高比重リポ蛋白のApoA-1と似たペプチド6Fを含むGMトマトを作成した。

これを動脈を詰まらせる高脂肪の食事とともにマウスに投与したところ、マウスの血管の炎症が減り、抗酸化酵素が活性化され、善玉コレストロールが増え、動脈硬化性プラークを増やす効果のあるリゾホスファチジン酸が減り、そして何より動脈硬化性プラークが少なくなったそうだ。

Fogelman博士曰く、食用植物で薬剤を生成し、分離生成無しで生物活性のある最初の例だそうだ。太った人はアラビアータ、痩せた人はペペロンチーノを食べる時代が来るのであろうか。そもそも高脂肪の食事を控えればいいような気がしなくも無いが、トマト好きには朗報であろう。この成果はアメリカ心臓協会の2012年の科学会議で報告される。

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