2011年4月12日火曜日

フランスでブルカとニカーブが公共の場所で禁止に

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イスラム女性の代表的な服装と知られる「ブルカ」や「ニカーブ」が公共の場所で禁止になる法律が4月11日から施行されたと、メディア各社が伝えている(産経ニュース)。2010年7月に議会で可決されたもので、憲法裁判所の審査を経て施行に至った。フランス社会とイスラム文化の間の軋轢として議論されることが多いようだ(産経ニュース)。

しかし、コーランに厳密に女性の服装規定があるわけではなく、イスラム女性の服装の種類は、地域や宗派によって大きく異なる。今回は、ペルシャ湾岸のアラブ諸国で一般的なニカーブと、アフガニスタンで一般的なブルカが対象になっている。イスラム教は多様性の社会なので、ブルカやニカーブを徹底して着用しているのはイスラム教徒の中の一部に過ぎない。

この事を念頭に置くと、フランス社会とイスラム文化の摩擦と言うよりは、フランス社会とアラブ諸国の文化的摩擦である事が分かる。信教の自由を理由に反対する人も多いようだが、祖国の風習を持ち込んだ移民文化の問題と考える方が妥当かも知れない。なお、フランス国内で対象になるのは2000人未満だそうだ(時事ドットコム)。

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