近年の新技術で最も目覚しいものは再生医療かもしれない。気管や心臓、肺と言った臓器だけではなく、肉や骨の再生も実用化に近づきつつあるようだ(関連記事:臓器再生技術が発展中!ラットに生体人工の肺が移植される、再生医療で作られた臓器が初めて癌患者を救う)。日本ではES細胞が注目されがちだが、胚性幹細胞で無くても再生医療自体は発展を遂げている。
通常は事故などで大きく失われた筋肉が自然回復する事は無いが、ピッツバーグ大学再生医療マクゴーワン研究所でアフガニスタンで自動車爆弾により右足の筋肉の7割を失った退役軍人に細胞外土台を手術で埋め込み、たんぱく質と豚の胆嚢から採取された成長要素を投与する試みが行われ、退役軍人の筋力をだいぶ回復したそうだ(POPSCI、The Australian)。コロンビア大学でウサギの骨と軟骨の成長を促進し間接を再生する実験があった(POPSCI)が、同様の手法となるそうだ。
一般化するのはだいぶ先だと思うし、健康保健が適用できる程度の価格になるかは分からないが、医療技術は驚くべきペースで進んでいる。そのうち金持ちは、頭部に大きな損傷でもない限り、事故等の後遺障害で不自由する事は無くなるのかも知れない。
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