ソフトバンクモバイルが、犯罪対策で2011年2月末にコンビニエンス・ストアでの携帯電話のプリペイド・カードの取り扱いを中止する(ITmedia)。しかし、狡猾な犯罪者にはあまり有効ではないかも知れない。
POPSCIの伝えるところでは、南アフリカのヨハネスブルグ市では、信号器からSIMが抜き取られる事件が多発しているそうだ。
同市では信号器の保守でGPS携帯電話のパケット通信網(GPRS)を利用しており、SIMが内蔵されている。このSIMを盗めば、より匿名性が高く、より安上がりに携帯電話を利用する事ができる。
もちろんSIMカードが抜き取られれば、SIM自体の被害の上に、信号器が停止することによる道路渋滞や事故、保守にかかる費用が発生する。ヨハネスブルグ道路課(JRA)によると、880万ランド(約1億円)の被害が出ている。
ヨハネスブルグのSIMを内蔵したハイテク信号器は一部に限られるが、確実にハイテク信号器が襲われるので、内部情報に通じた人物の犯行ではないかと疑われている。実に600あるハイテク信号器の2/3からSIMが強奪され、修理後に再度、収奪される信号器もあるそうだ。
なお、盗まれたSIMは無効にされており、JRAは警察と共同で犯人を追跡しているようだ。内部調査も行われている。
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