2018年3月11日日曜日

北朝鮮の態度軟化における日本だけが蚊帳の外、安倍外交は失敗した論の問題点

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北朝鮮が非核化を含めた譲歩を韓国経由で米国に示した事に関して、北朝鮮の態度軟化における日本だけが蚊帳の外、安倍外交は失敗した論を唱える人が多い。外交について安倍政権が過剰にアピールしている反動なのか、アンチの人から安倍晋三の人から唱えられるのだが、はぶにもされていないし、強硬路線から北朝鮮に情報を迫ると言う外交シナリオに沿っているから問題がある。

安倍総理はトランプ大統領から電話で報告を受けている*1し、韓国政府すら日本を無視していない。北朝鮮と米国の首脳会談についての韓国政府代表の声明をよく読んでみよう。

大韓民国は米合衆国や日本、そして世界中の多くの協力相手と共に引き続き、全面的かつ断固たる強い意志で、朝鮮半島の完全な非核化に取り組んでいくつもりです。

日本について言及がある。そして、中国とロシアについて言及が無い。(火の海にすると言われている気もするが)日本政府が直接の当事者ではなく、韓国と米国に強硬路線を働きかけてきた立場であることを考えれば、そう悪い扱いでは無いであろう。

むしろ、今回のこの動きは、北朝鮮が中露を頼らなかった事の方が注目される。ロシアは米国内であれこれあるので難しいのかも知れないが、長年の同盟国である中国に仲介してもらう事を避けて、敵国である韓国政府を頼ったわけだ。近日中に裏切る予定で中国政府の顔に泥を塗るのを避けるためだったのか、中国と北朝鮮の関係が冷え切っているのかは定かではないが、こちらの方が大事なポイントに思える。

追記(2018/03/14 14:06):3月12日に韓国特使団が中国に説明に行った話をもって日本が軽んじられていると主張している人もいるが、日本にも同日、使者が来て説明を行なった。

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