2011年8月9日火曜日

新興国の中央銀行が金を買う時代

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デフレ時代の日本だが、化石燃料と金は高騰している。国際金価格は2001年ぐらいが底値で、2011年には5倍以上になった(第一商品株式会社)。そしてS&P格付引き下げもあった米国債の先行き不安から、各国の中央銀行は保有金資産の積み増しを行っており、まだまだ値上がり基調が続きそうだと法事されている(BUSINESS INSIDER)。

HDFC銀行によると、新興国の中央銀行が過去1年間で100億ドルを180トンの金購入につぎ込んだ。これは昨年の世界中の中央銀行の金購入量73トンの倍以上になる。タイ中央銀行は6月に19トンを購入し保有量を127トンに増やしている。ロシアは過去1年間で48トン、6月に5.85トンを購入し保有量を836.7トンに増やしている。メキシコは過去1年間に98トンを購入し、最大の購入者となっている。韓国中央銀行は過去2ヶ月間に25トンを購入した。これはアジア金融危機後の初めて貴金属の購入となるそうだ。

なお世界中の金の大半は以下の表のように先進国にあり、米国と欧州の中央銀行は準備金に占める金の割合が大きい(BUSINESS INSIDER)。新興国の中央銀行が金を多少積みましても、特段と不思議な状況でもないように思える。意外に米国のデフォルト危機は、ある意味で世界の金融システムを正常化するきっかけになるのかも知れない。

各国中央銀行の金保有量
順位 国名 保有量(t) 準備金比率
1位 米国 8,134 74.8%
2位 ドイツ 3,401 70.8%
3位 イタリア 2,452 69%
4位 フランス 2,435 66%
5位 中国 1,054 1.6%
6位 スイス 1,040 16.3%
7位 ロシア 792 7.3%
8位 日本 756 3.1%
9位 オランダ 613 58.5%
10位 インド 558 8.3%

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