2011年5月14日土曜日

過去の東海地震発生年の地震発生確率

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satoshiさんから、前のエントリーに関連して、「7回の平均をとった場合の計算式で、最初を除く過去6回の地震発生年の1年あたりの地震の確率はいくつとなりますか?」と聞かれたので図表を作成してみた。コメント欄に数値だけ書き込もうと思ったのだが、Bloggerが不調であったため、新たなエントリーでグラフも掲載する。

まずは、684~1854年までの7回の東海地震の年の、モデルから導出される地震発生確率のグラフだ。1498年の明応地震が大きく外れているのが分かるが、これは永長地震から明応地震までの間隔が空いたためだ。

次に、地震調査委員会の従来モデルだ。分布は間隔データから作られるので、1498~1854年の4回だとサンプル数が3でしかない。なお、今年は5.7744%なので安政東海地震のときよりも、リスクが高い事になっている。

サンプル数を絞っていることを批判している事に対して、1498年以前は発生した東海地震の記録が残っていないことを多数指摘されている。

しかし、確率論的地震動予測地図の付属文書を見る限り、1498年、1605年、1707年が東海地震であったかは疑問があるようで、これも加味すると過去に1854年しか東海地震が発生していないことになる。逆に1200年前後、1360年前後にも東海地震があったとすると、サンプル数9でより周期性を強く示唆するグラフになる。

日本にいる以上、震災は常に差し迫った危機であるので、周期性があろうが無かろうが準備を怠ることは危険だ。東海地震の周期性を信じるにしても、くれぐれも東海地方でないからとって安全だとは思わない方が良い。地震調査委員会も、東海地震の想定や他の地域が強い揺れに見舞われる可能性が低いとした予測について、科学的な手法に限界があると認めている(asahi.com)。

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