2010年11月25日木曜日

受精卵に目印をつける技術が開発される

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Short Sharp Scienceによると、卵子の細胞膜と透明帯の間の卵黄周囲の空間に、超微小のシリコン製識別子を挿入する技術を、バルセロナ自治大学が開発し、マウスでの実験に成功した。

受精卵に埋め込まれた識別子は、受精卵の発達に影響は与えず、子宮壁に移される前に抜け落ちるそうだ。受精卵には特徴が無いため、その管理が問題になるときがあるが、この技術を使えば受精卵の管理が容易になる可能性がある。

体外受精は今ではごく一般的な技術で、日本産婦人科学会によると、日本でも体外受精による出産数は2006年で約1万7400人となっている。しかし、医師が別人の受精卵を移植する医療事故が、2008年9月に香川県で発生しており、その後の裁判で受精卵の管理が杜撰さが判明し問題になっていた。一般的な病院では卵子・精子・受精卵とも厳重に管理しているようだが、この識別子でさらに管理を厳重にできるかも知れない。

スペインのカタルーニャ保健省は人間の卵子と、不妊治療院からの胚への適用技術の開発を許可した。なお、この目印はバーコードと形容されているが、スキャナー等で機械的に読み取れるものかは不明だ。

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