2010年11月17日水曜日

米空軍で強化人間の研究計画が持ち上がる

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Wired誌が、米空軍研究所(AFRL)第711人間性能航空団(711th Human Performance Wing)が、「パイロット能力のためのバイオ科学の進歩(Advances in Bioscience for Airmen Performance)」という予算4,900万ドル(約41億円)の6箇年計画を提案していると報じている。

計画の詳細は不明だが、薬剤か生化学的経路によりパイロットの感情や知覚能力をコントロールし、任務遂行能力を改善するものだと考えられている。敵の心理状況を低下させる事も研究するようだが、冷戦時代にCIA主導で似たようなMKウルトラ計画を実践し失敗に終わっているとされる(Wired)。

科学的に人間の能力を明確に向上させる手段はまだ明確ではないが、脳に電気刺激を与えると数学力が向上すると言う研究もあり、予備的に研究したくなったのかも知れない。ただし、次世代軍用機の大半は無人機になるとされ、既に研究開発予算の半分が無人機になっている。制空戦闘機も例外では無いと予想されているので、研究がうまく行っても大きく軍事利用されるかは疑問だ。

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