人工的に日照時間を長くすることで光合成を促進し、小麦の播種から収穫まで8週間に短縮して、一年間で6毛作を可能にすることで、品種改良を加速する技術が開発中だ(POPSCI)。春小麦では成功しているが、花をつけるのに低温要求性がある冬小麦ではまだだが、コスト度外視でエアコンでもつければ不可能では無いであろう。LEDのコストがかかるのでスケールアップできないのが問題らしいが。
(元記事にはこんな事は書いていなかったが)工業的な栽培手法で品種改良サイクルが短くできるとなると、機械的に試行錯誤を行なえる可能性が広がる。ここ数年、DNAプログラミングの躍進は大きいものがあるし、人工知能の中でも機械学習のコモディティ化が進んできた。耐病性や栄養価、はたまた粘性などを目的とする限りは、試行錯誤の評価も機械的にできるであろう。鉄および他のビタミンやミネラルを添加した強化小麦と言うのがあるが、強化学習小麦が一般化する日が来るかも知れない。
え、味はどうしたって? ─ 人工味覚の開発も待たれる。
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