米陸軍がハイブリッド飛行船(LEMV)の開発を放棄したと報じられている(POPSCI)。当初は2012年春からアフガニスタンで運用開始し、継続的偵察を行う予定であったが、技術的・予算的な問題と、2014年のアフガニスタンからの米軍撤退を受けてオワコンになってしまったようだ。
遠隔で通信回線の帯域を確保できていない事が技術的な問題のようだが、実オペレーションの消失の方が理由としては大きいのであろう。InsideDefenseによると、今までに3.56億ドル(約330億円)の開発費用がかかっている。米海軍のMZ-3A、米空軍のBlue Devil 2に続くハイブリッド飛行船の開発中断となり、21世紀の飛行船復活の見通しは随分と暗くなった。
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