2011年1月14日金曜日

「そんな装備で大丈夫か?」「大丈夫だ、問題ない」

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隣国の軍拡が脅威になって来ているが、対抗手段の自衛隊の兵装がどうなっているか、普段はあまり気にしないものだ。日本がどういう分野に力を入れているかを、自衛隊の新鋭機で見て行きたい。

F-22の導入失敗のように、戦闘機は米国からの輸入に頼っている日本だが、その他の機種では地味に国産軍用機も開発されてきている。新鋭機としては、哨戒機XP-1、飛行艇US-2、輸送機XC-2があり、何れも最近の航空技術を取り入れたものとなっている。また、米軍と比較すると少ない予算で開発されているので当然だが、現実の作戦運用を強く意識した機体となっている。

哨戒機XP-1

米軍は旅客機B737NGの改造機P-8を次世代哨戒機に採用したが、自衛隊は4発機の哨戒機を設計した。この時点で民間転用は不可能だが、哨戒機器の電源面や、低高度飛行での騒音軽減、任務時の生存性に4発機はメリットがあるとされる。また操縦系統がFBL(光ファイバー)と、最新の技術を用いている。

飛行艇US-2

飛行艇を運用している国は多くはないのだが、日本は領海が広いために患者輸送や洋上救難でニーズがあり、飛行艇の運用が行われている。US-2は離着水能力が高く、キャビンの与圧が行われるなど、運用能力が高い期待に仕上がっている。民間転用により輸出も期待されている。

輸送機XC-2

日本は国土が狭く、自衛隊も民間機と共用の空路を利用している。しかし、民間機はジェット機が主流になりマッハ0.8~0.86と高速なのに対し、従来機C-1とC-130Jは巡航速度がマッハ0.65と遅く問題になっていた。XC-2は搭載量増加と後続距離延伸とともに、最高速度もマッハ0.8まで向上し、運用面での問題を全ての点で改善する性能を持つ。民間転用により輸出も期待されている。

現実路線の軍用機

地味と言えば地味なものが多いのだが、妥当な代替機が無いため、開発必要性のあるものが多くなっている。特に中国の原子力潜水艦が日米の警戒網を突破した事件もあり、哨戒機XP-1の配備は期待の大きいものとなっており、これらの自衛隊機は現実路線で開発されていると言える。しかし、隣国の状況などに応じて現実が変化するのが軍事力だ。自衛隊の装備も、いつまで問題が無いと言えるかは分からない。

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