「福島県民の日」と言うのがあって、サマーキャンペーンと言うのを毎年やっているらしい。そで疑似科学と名高いEM菌のイベント「第4回全国一斉EM団子・EM活性液投入」が海の日に企画されていた*1。福島県のウェブサイトからリンクが貼られている(記念事業 - 県中地域)。
こういうのを信じる人の気持ちは良く分からないが、悪玉菌や善玉菌と言う説明を聞いているうちに、善玉菌をばら撒けば御利益があるように思えてくるのであろうか。現代の科学的知識で理屈が説明できるモノではないようだが、EM信者は波動測定器で検証できると他の疑似科学を持ち出してくるようだ。議論は平行線になるのであろう。なお、まともな実験により効果が確認されてはいない。
何はともあれ2008年3月8日の福島民友ニュースで以下のように報じているらしいので、福島県は最近、方針を変えたのであろうか?
県は、河川や学校で水質浄化の環境活動に使われているEM菌(有用微生物群)などの微生物資材について「高濃度の有機物が含まれる微生物資材を河川や湖沼に投入すれば汚濁源となる」との見解をまとめ7日、郡山市で開いた生活排水対策推進指導員等講習会で発表した。
サマーキャンペーンのイベント募集は、かなり適当にやっているのであろう。メディアは福島県知事に突撃してインタビューを行って、この疑似科学イベントを潰して欲しい。
*1本稿の内容は、『速報【「福島県民の日」サマーキャンペーン 記念事業】にEMを採択! 』の受け売りである。
3 コメント:
呼吸発電と申します。
拙まとめの紹介、ありがとうございました。
福島県を蚕食するEMの活動を、一人でも多くの方に知っていただきたいと思います。
福島県が記念事業からEMを除外しました。『なお、7月5日に掲載した県中地域の「第4回全国一斉EM団子・EM活性液投入については、河川等の水質保全に関する県の方針と整合を図るため、記念事業としては位置づけないこととしました。』ご協力感謝申し上げます。
>>power.of.breathing さん
活動阻止までは行かなかったみたいですが、少し前進ですね。
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