2018年1月14日日曜日

ウナギの乱獲を危惧してきた国会議員は

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国会の議事録を検索する限りは、唯一人。

養殖ウナギに必要な稚魚、シラスウナギの漁獲高が壊滅的に減少した事が報じられている*1。しかし、驚くべき事ではない。以前から乱獲による絶滅の危機が訴えられている*2が、他の漁業資源と同様に、政府が漁獲高を積極的に制限しようと言う動きが無かったからだ。今年の昨比1%、昨比99%減が乱獲の結果かは定かでは無いが、最近の漁獲高は1960年代の10分の1以下に落ち込んでおり、無関係とは言えない。数が減れば、環境ショックにも弱くなるはずだ。

奇妙に思える。昔ならばともかく、今は海洋資源管理については、国内外でとやかく言われる時代だ。資源管理を徹底した方が、中長期的な視点に立てば養殖業者などにもプラスになると考えられるし、実際に漁業資源管理を徹底させて漁業の収益性を回復した国もある。

当然、あるべき規制の話なので国会などでも取り上げられるべき問題である。シラスウナギで検索してみて答弁をあさってみたのだが、問題関心が薄かった。日本共産党の紙智子議員が、平成26年6月19日の農林水産委員会で、シラスウナギの漁獲量減少は乱獲が原因ではないかと指摘し、婉曲的にではあるが資源管理を行えと言っていたが、それぐらいである。

他の答弁は、国際社会が漁獲管理で問答無用で数量割当をしてくるから、シラスウナギから養殖で何とかできるようにしろと言うようなもので、短期的視点に立った漁業者の事業継続についてはアレコレ質問があるのだが、勝川俊雄氏ら水産学者の啓蒙活動の努力空しく、海洋資源管理と言う発想は無い。

野党、しかも共産党議員一人では、なかなか官公庁に圧力がかからない。国会議員の意識の低さだけではなく、農林水産官僚の無責任さも嘆くべきなのであろうが、ちょっと政治制度の限界を感じさせる状況となっている。他の民主国家と比較して、何か問題があるのであろうか。

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