2013年12月8日日曜日

即戦力がつく英文ライティング

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即戦力がつく英文ライティング」はシバキ系英語教育の専門家である日向清人氏の英作文ノウハウ集で、Twitterでの氏の日本人の英作文への苦言が整理してまとめてある感じの本になっている。TOEFL対策本など英作文本は幾つもあるが、本書は単語/熟語/定型文ではなく構文に重きを置いているのが特徴だ。類書が無いと言う事だが、確かに他の英作文本と異なる。

三部構成になっており、センテンス、パラグラフ、文全体の書き方について、ネイティブにとって常識的なことが語られる。本書が記すことを書くときに意識できていると、自然な英文を書くことが出来るのであろう。普段、英文を読んでいる人が見ると、確かにこう言う風に書いてあるよねと思う事がまとめてある。

例えば日本人はhoweverを行頭に持って来やすいと言われるが、本書では文中に挿入するほうが○で、行頭にあるのは△だとある。確かに英語のニュース・サイトの記事ではそうなっている。センテンスもING形で簡潔になっているのは分かる。現在完了形で状況を説明した後に、過去形で説明を加えていく書き方なども、言われてみたらそうなっているねと思う。パラグラフもリストされているパターンに沿っている場合が多い気がするし、類型別の長文構成も書かれている傾向はある気はする。

網羅的な本ではない。他の英作文本、例えば「英語ライティングルールブック」と比較すると、接続詞以外の単語や、セミコロン、ハイフン、ダッシュなどの用法や使い分けの説明はほぼ無い。単語や熟語だけを気にしていても、良い英作文はできませんよと言う作者からのメッセージなのであろう。なおこの二冊、目次を見ながら比較したのだが、本当にかぶっている部分が少ない。

ある程度は英文を読み込んでいる人が読むと、感覚的に体得している英文の書き方が、明示的に整理されるのではないであろうか。きっとライティング時に意識すべきポイントがはっきりしてくる。そうではない私のような人間が、本書を一回読んで応用できるかは分からないが、目次から必要箇所を探して参照するのは難しくないと思うから、多少はマシになると信じたい。何はともあれ英語教材も年々と進化していきますね。

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