SNSの表現規制派フェミニストを非難してきたネット論客の青識亜論氏のTwitterアカウントが永久停止された。今までも不明瞭な理由でアカウント停止された人々がいるし、青識亜論氏に誹謗中傷あたるような発言は無かったようなので、凍結自体はお気の毒で終了する話だ。
ところが事態はこれで終わらなかった。青識亜論氏は、即座に今まで隠していたサブアカウントを名称改変し、青識亜論氏として利用を開始したのだが、名称改変前のサブアカウントの過去の言動が特定されることになった*1。この過去の言動が、青識亜論氏の主張と真っ向から対立するものなので、非難を浴びている。
そのサブアカウントは表現規制派フェミニストとして振る舞っており、表現規制派フェミニストたちに賛意を寄せつつ表現物を非難し、さらに表現規制派フェミニストを非難している他の表現の自由戦士たちに反論を行っていた。表現規制派フェミニストを観察するためであればフォローすれば済むだけなので、表現規制派フェミニストと表現の自由戦士の諍いを煽動していたと非難されている。
外形的にはマッチポンプ、偽旗作戦。言論の自由が、正しい意見を模索し、正当化し、説得的なものにするためにある事を顧みれば、言い争いを促進するだけの偽旗作戦は擁護できない。表現物/ツイフェミを非難するのは不徳ではないが、他者が表現物/ツイフェミを非難するように、(サブアカで他の表現の自由戦士を挑発して)煽動するのは不徳になる。
青識亜論氏は以前から真摯に議論をしていると言うより詭弁や煽りに頼る傾向があったので*2、こういう工作をしていた事が発覚しても意外ではないのだが、萌え絵表現の自由の擁護者として知られつつあったので、表現規制派の皆さんに勢いがつきそうで心配だ。理屈では主唱者と主張は別とは言え、世間は主唱者の振る舞いで主張の是非を判断するときもある。表現規制派の渡辺真由子氏のマンガ・アニメ・ゲーム内の性的描写規制論が目立たなくなったのは、渡辺真由子氏の剽窃騒動が一つの理由である。
*1凍結されたネット論客の青識亜論さんが別垢へ移動→別垢で大学生フェミニストになりすましR18イラストを叩くなどマッチポンプしていたのがバレる - Togetter
*2関連記事:ネット論客の青識亜論氏の反転可能性テストが、よく考えると成立していない件,アンチ・フェミニスト青識亜論の“インセル”批判の問題点,ネット論客の「有害な男らしさ批判」批判の問題点,萌え絵への非難はキャンセルカルチャーの範疇に入らないから,青識亜論さん、労働契約では労働者保護の必要性はなくなりませんよ,表現の自由戦士は、それがツイフェミのものであって同意できなくても、表現物への批判の存在を受容しないといけない,グラビアに載ることで性的モノ化されたと言う石川優実さんの体験談を、青識亜論さんが読み落としている件,フェミニストはリバタリアン論客の青識亜論とどう言い争うべきか
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