2018年6月17日日曜日

日刊SPA!が仕掛けた放射性レンガ騒動について

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不発になっているのだが、日刊SPA!の「“ウラン残土”リサイクルレンガが一般流通!?」について問題点を指摘しておきたい。

記事では人形峠のウラン採掘時の残土を再利用したレンガが製造され、一般に配布もしくは流通されていたことを問題にしているのだが、人形峠製レンガは日本原子力研究開発機構のウェブページに堂々と掲載されているモノである。

「人形峠のレンガから最大値0.35マイクロシーベルト/時と、通常値の約7倍の放射線を検出」とあるのだが、写真を見るとレンガ表面で放射線量を測っており、地表1mで測る環境放射線と直接比較してはいけない。また人形峠環境技術センター*1によると、「(材料の)土のう袋について、表面の放射線量率を測定した結果、その平均は約0.28マイクロシーベルト/時」なので、これは公称値の範囲である。

関係者証言として「低レベル放射性廃棄物は、『原子炉等規制法』で厳重な管理が求められますが、残土やレンガはその対象外」と書いてあるが、人形峠環境技術センターによると「製品のレンガは、その放射能濃度が0.57ベクレル/グラムであり、規制対象となる濃度(74ベクレル/グラム)を下回っていることから、原子炉等規制法の対象外」とあり、この証言は不正確である。

官庁や地方自治体や公共機関に押し付けて回っているので、探せばあなたの身近にもある人形峠製レンガ。定期的にネットで話題になっているものの、大して放射線は出ていないがっかり物である。

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