2014年9月23日火曜日

浮浪者には家を与える方が安くつく

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効率的に社会保障を実現するかと言うのは、程度の差はあれ福祉国家である先進国共通の悩みだと思うが、ノースカロライナ大学シャーロット校保健福祉学部のLori Thomas助教授(社会福祉)ら、ノースカロライナ大学グリーンズバラ校、サウスカロライナ大学、ノースカロライナAT&T州立大学の共同チームが、興味深いレポートを出していた。曰く、浮浪者には家を与える方が安くつくらしい(UNC Charlotte)。

ノースカロライナ州シャーロットのホームレス支援組織Urban Ministry Centerの住宅提供プログラムの中核となる、Moore Placeプログラムでは2012年から85のアパートを広範な経歴と心や体の状態のホームレスに提供していたそうだ。結果、健康悪化を抑制でき、緊急外来を78%、入院を79%することで、1年間で70%(180万ドル)の医療費削減を実現したそうだ。また、治安維持にも役立ち、逮捕を78%、拘留を84%削減できた。他にも友人などの支援を受けやすくなったなどの効果もあるらしい。

住所が定まらないと職場を探して働きにも行けないし、効果が高いのは意外性は無い。費用対効果は土地の価格に大きく依存する気もするが、日本でも思い切って社会実験をしてみる価値はあるかも知れない。

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