2013年6月28日金曜日

即戦力がつくビジネス英会話

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即戦力がつくビジネス英会話」はシバキ系英語教育の専門家である日向清人氏のちょっと昔の英語学習本。ビジネス井戸端英会話の代理で、2004年4月から9月に日向氏がNHKのラジオ英会話を担当したときの教材をまとめたものだそうだ。

氏は、ビジネスで英語を使うなら泣き言を言わずに1万時間ぐらい英語を勉強しやがれ・・・と言うぐらいシバキなのだが*1、シバクだけでは無くて適切な教材を提供する意欲にも溢れているようだ。受験英語の次に、学部生ぐらいが読むと良さそうな内容になっている。

ビジネス英語に限らずだと思うのだが、ほとんどの人間は、他人の語彙など意識しなで話していると思う。ネイティブの人々は Could you explain the details? と言えば通じるのに、Could you elaborate on that? と不勉強な輩が理解できない語彙を使ってくるわけだ。

ノンネイティブのためにグロービッシュを話しやがれと言いたくもなるわけだが、「あなたたちの中で幼稚園児と会話をするのが得意な者が、まず、このネイティブに石を投げなさい。」とどこかに書いてあるらしいので、ビジネス英語学習者は本書をトレーニングする価値があると言える。

レッスン1から52までテーマごとに、状況に応じたダイアログと、キー・フレーズ(Focus)と、穴埋め問題で構成されている。付属CDはダイアログとキー・フレーズの音声が収録されている。リスニング難易度は教材らしく、ゆっくりめなのであろうが、教材としては早めに感じる。たぶん、いい塩梅なのであろう。

他と比較できるビジネス英語本を読んだことは無いが、シチェエーションを意識した語彙と、トレーニング方向がはっきりしているのは特色かも知れない。意外に個別のページのシバキ度は高くは無い。あと、心なしか字が小さく文字が詰まっている。さらに、英語ライティング本などと比較すると分厚かも知れない。

最低限必要なものを取捨選択していると思うので、この本に書かれている語彙や言い回しは全て知っておき、かつ聞き取れる必要があるのであろう。ありきたりの言い回しほど、容赦ない速度で発声されるもの。52週で終わるように頑張ります。

えぇ、まだ読みきっていないんです('-' )\(--;)BAKI

*1日向清人のビジネス英語雑記帳」の隅々を参照のこと。

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