2012年2月19日日曜日

高高度パラシュート投下のピンポイント化

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米軍がC-130輸送機から高高度で物資をパラシュート投下する技術を改良していると、POPSCIが伝えている。米陸軍の精密投下システム(JPADS)は、2006年の時点で2,000ポンド(907Kg)の投下量では目標地点から300~400mの誤差があったが、現在では100m以内に着地させることができるそうだ。地形・風向・加速度センサーとGPSと高精度地図によって制御されている。

パラシュート投下の精度向上には実用上に大きな意義がある。まず、軍事的に敵地に投下する危険性が減る。次に、着地地点を安全な場所にする事により、物資の破損や地上人員の負傷を避ける事ができる。1999年9月に東ティモールで6歳男児がオーストラリア軍の投下した食料によって深刻な怪我を負い、義足をつけること余儀なくされた事故があった(Humanitarian Practice Network)。無人機(UAV)への技術応用も見込まれている。

無人航空機の拡充が急速に進んでいる米軍(関連記事:米軍の航空機の三分の一が無人機)だが、それに限らず人口知能が応用できるところは積極的に取り入れている。Siriのように軍事的には失敗プロジェクトもある(関連記事:Siriから見る“イノベーション”の難しさ)ようだが、それでも実用化を進めている所は米国の底力を感じざるを得ない。噂によると、米国の理数系の大学教員は外国人が多く、学生から英語に問題があると苦情が多いようだが。

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