2011年2月24日木曜日

欧米市場で訴求力を失いつつあるiPhone

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鳴り物入りで発売されたVerizon版iPhoneだが、複数のブロガーの指摘するところでは、予想を下回る販売数になっている(Computerworld BlogsCircuit Breaker - CNET News)。Verizon Wirelessは記録的な販売数と公表していたが、発売を3週間を過ぎたところで、iPhone 5待ちの消費者が多いと言う見方が多くなっているようだ。

しかし、O2とOrangeがiPhoneを販売している英国市場では、購入希望ランキングでHTC Desire、HTC Desire HD、HTC WildfireのHTCのAndroid端末がトップ3を占め、iPhone 4は、さらにBlackBerry Curve 8520、Samsung Galaxy Sの後の6位となっている。Android端末が廉価に販売されているのが主な理由のようだ(Mail Online)。

皮肉なことに市場シェアの縮小自体は、Appleにとって悪くない一面もある。AppleはiPhoneやiPad向けにApp Storeで定期購読サービスを開始したが、その契約内容を巡って米連邦取引委員会(FTC)が関心を寄せていると言う噂がある(The Wall Street Journal)。他にも独占禁止法上の問題が指摘されているAppleだが、米スマートフォン市場で1/4程度のシェアに留まっており、規制当局の大きな介入は今まで発生していない。

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