2011年1月17日月曜日

ソーラーカーの最高速度が23年ぶりに更新される

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ソーラーカーの最高速度が23年ぶりに更新され、以前よりも8Km/H速い、時速87Km/Hを記録したそうだ。電気自動車メーカーのTesla社のテスト・ドライバーがドライブしたSunswift IVy号が記録を更新したのだが、制作費用は£175,000(約2300万円)でCFRPの筐体で、家族向けのセダンよりも1/10の重量で、トースターほどの電力消費量で動いているそうだ。潜在的には25Kgのバッテリーを取り外すことで、時速120Kmまで出すことができる。(Mail Online)。

このニュースで分かることは、23年ぶりの割には、あまり大きな記録更新にはなっていないことだ。ソーラーパネルのエネルギー変換効率があまり上がっていないため、軽量化によって速度を増していることが分かる。ソーラーパネル自体の軽量化も進んでいるのだが、実用にはほど遠いようだ。

ところで、このニュースを見て奇妙に思う人もいるかも知れない。人気テレビ番組『鉄腕DASH』に出てくるソーラーカーは、エンジンが無い分は軽量化しているとは言え、ダイハツ・ハイゼットに大人2人を搭乗して全国を走っている。頑張って軽量化をして時速87Km/Hは迫力に欠ける。しかし、あの「だん吉」号の出力の推定によると、ほとんど充電したバッテリーで走っていると考えられるそうで、ソーラーカーとは呼べないそうだ。

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