龍谷大学の竹中正治氏の『「非正規雇用は増えたけど、正規雇用は減っていない」という事実』と言うブログのエントリーに、「全就業者数(含む自営業)に占める正規の比率は、1990年61%、2012年59.3%で安定しています。人数も3000万人台で安定」という記述があって、漠然と信じていたのだが、実際に出所データを確認してみたら数字があわない。非正規雇用の増加が正規雇用の減少を上回るだけで、正規雇用の減少は否定できないのでは無いであろうか。
2014年12月20日土曜日
2014年12月18日木曜日
量的緩和でインフレ目標に到達するためには
ゼロ金利下での量的緩和の効果が無いか薄いと言うと、僅かな効果でも大量に行なえば良いと言う人が出てくる。効果量の小ささを実感できないようだ。僅かな効果があるとして、どれぐらい日銀が国債を買えば良いのか計量分析結果から検討してみた。1年間で377兆円を超えるペースで国債を買い続ければ良いらしい。国債発行残高が780兆円で日銀が既に200兆円を保有していることを考えると、インフレ目標に到達しても維持ができない無理なゲームとなっている。
2014年12月17日水曜日
2014年12月16日火曜日
魚で始まる世界史: ニシンとタラとヨーロッパ
なぜか英文学者が欧州の魚食文化についてまとめた『魚で始まる世界史: ニシンとタラとヨーロッパ』を拝読した。モチベーションが分からないのだが、古い英文学には魚を使った言い回しが多数出てくるらしく、それを深く理解するために調べたのであろう。世界と言うか、主に欧州の魚食文化の話なのだが、宗教、保存技術、魚場などが魚食文化やヴァイキングの域外進出、そして大航海時代や新大陸への移住に与えた影響が、文学作品での魚への言及を交えつつ説明されている。
2014年12月15日月曜日
高齢者雇用対策と若年失業率、その後
2014年12月14日日曜日
マネタリーベースとマネーストックのグラフの描き方について
定期的に描いてはツイートしているマネタリーベースとマネーストックの推移の二軸グラフに関して、「高校生からのマクロ・ミクロ経済学入門」と言うブログを書いている菅原晃氏が色々と質問してきた。しかし菅原氏から質問してきたのに、「もう不毛なやり取りはご遠慮願います」と言って関連するツイートを全部消されたので、文句を言いたかったのであろうけれども納得したのか分からない。やはり納得できないといわれたときのために、説明をまとめておきたいと思う。
2014年12月13日土曜日
守秘法域の租税回避地が引き起こすこと
昨年の米Apple社の租税回避*1が話題になったのを覚えている人はまだ多いと思うが、大企業がタックスヘイブンと呼ばれる法人税率が安い国や地域を使って反則的な租税回避を行なっているのは、それを防止する規則が幾つもあるのにも関わらず、もはや常識として受け止められているようだ。しかし、こういう節税や脱税の手段になるだけではなく、資金洗浄や規制回避の道具にもなる事も認識している人は少ないであろう。「タックスヘイブンの闇」は租税回避地が抱える問題を詳しく追いかけて非難している本で、それが備える守秘法域と言う特性の問題を認識させてくれる。
2014年12月12日金曜日
アベノミクスの大前提はイマイチな状況
消費増税延期の是非を問う選挙だったのが、いつの間にかアベノミクスの是非を問う選挙になっていた第47回衆議院議員総選挙だが、どうも野党の選挙戦略もしくは経済音痴のせいで、アベノミクスの大前提に対する批判が甘いような気がする。大前提と言うのは、金融政策の転換と言う第一の矢に何らかの効果があったと言う所だ。まずはこれを確認するために、マネーストック統計について言及しなくて良いのであろうか。
2014年12月3日水曜日
金融抑圧(人為的低金利政策)と言う単語だけ紹介しても
法政大学の小黒一正氏の「増税延期は誤った判断 財政と異次元緩和の背後に潜む“2つの限界”」と言うエッセイで、金融抑圧と言う一般には聞きなれないであろう単語が使われていた。人為的低金利政策と表現するほうが理解しやすいと思うが、(1)資本規制によって金利を低く抑えつつ、(2)インフレ課税を行なう政策の事を指す。
累積債務の規模から考えて人為的低金利政策による債務圧縮も選択肢に入って来てしまうと言うのが小黒氏の指摘であろうが、(a)金融自由化された日本では難しいとは書いてあるが、条件を明示していないと既に今が金融抑圧状態だと誤解をする経済評論家が出てくるだろうし、(b)弊害を書いておかないと、増税ではなく金融抑圧をすべきと言う人々が出てくるであろう。金融抑圧と言う単語だけを紹介しても、と言う感じだ。









