記憶違いで意図せずデマを流してしまう事もある。文筆活動をしている人でも確認を怠るとそうなるし、コラムニストの松尾貴史氏も例外では無い。『野田佳彦氏は橋本龍太郎総理(当時)に向かって、本会議で「風邪を引いていた日本経済を消費税増税で肺炎にさせてしまった」と責めていた』とツイートしていたのだが、誤りである。野田佳彦氏は1996年から2000年までは落選のため国会議員では無い一方、橋本内閣は1998年7月までなので、消費増税後に国会で野田氏が橋本総理(当時)に質問をすることはできなかった。
野田氏は2004年10月26日に衆議院で、谷垣禎一氏に向かって『九七年から八年のころの、今また話題になっている元総理大臣が内閣を持っていたころであって、消費税増税、特別減税の廃止、医療費の引き上げで九兆円ほどの国民負担になりました。景気の回復局面にあったときに、言ってみれば風邪から治りかけてきたときに冷たい水を浴びせて肺炎になってしまって、その後の日本経済はえらい目に遭ったという教訓があります』と指摘しているので、悪意をもったデマだとは思わないが、ちょっと違う話になっている。
なお、野田佳彦元総理はタイトルのような事はまだ言っていないので、このページのタイトルはデマである。
追記(2017/07/07 03:09):話の出元を教えてもらったので訂正した。
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