2018年10月15日月曜日

ポンタくんたちを効率賃金仮説で説明すると

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ネット界隈はやりがい搾取に敏感だ。先日も無償労働を美徳とする道徳の教科書がケシカランと言うツイートが流れていた。しかし、そこでは狸のポンタくんたちがタダでも働かせて欲しいと懇願しているのだが、ポンタくんたちが被害者とは限らない気がしてならない。

経済学にはシャピロ・スティグリッツ・モデル*1と言う有名なモデルがあって、賃金をゼロに置いたときに何がおきうるかと言うのを教えてくれる。そこでの状況を考えると、むしろ経営者の方に危機が迫っているようにしか思えない。

この理論モデルは(不正発覚確率)×(クビになって失う賃金)>(不正で得られる利益)であれば不正しない、不等号が逆であれば不正をすると言う状況を、合理的な人々を前提に作っている。つまり、タダで使えば仕事をさせた瞬間に不正をすることになる。モデルからは、雇用主は完全競争均衡水準よりも賃金を引き上げる事で不正を防止することになるが、狸だけに不正発覚確率を極限まで下げられるのかも知れないなどと考えたら、それなりの賃金を払ってもリスクは高い。労働意欲の高い非自発的失業者がいても安易に雇ってはいけないのだ。経営者逃げてー!

それはさておき、若い頃に買ってでも苦労すべきは勉学であって、無償労働ではないと思う。

*1以下の解説動画が平易な説明だと思う。

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