2013年7月18日木曜日

英国はバイオマス発電への補助金を縮小

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BBCが英国はバイオマス発電への補助金を縮小すると伝えている。発電所ごとに最大400MWまでしか援助せず、既存発電所への補助金も2027年までに打ち切られる模様だ。バイオマス発電は植物が固定した炭素を燃やすためカーボン・ニュートラルとして計算されるが、環境活動家から批判を浴びていた。

まず、燃やした炭素を固定するまで50年以上もかかるため、再生可能ではない。次に、廃材や間伐財をウッドチップにして燃やしているはずだが、木を一本切り倒してウッドチップにしているケースも報道されている。さらに、英国のバイオマス発電所は、ウッドチップを輸入していると言う。

欧州では経済危機の余波もあってか、段々と再生可能エネルギーの技術特性を睨んで補助金の淘汰が進んで来ているようだ。日本ではバイオマス発電を含めた固定価格買取制度(FIT)が始まったばかりなのだが、十年遅れで政策が進んでいるような気がしなくも無い。

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