2020年9月7日月曜日

「地下鉄に乗るっ」のスカート丈

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北九州市議会議員の村上さとこ氏が、京都市交通局の「地下鉄に乗るっ」の女子高生の絵のスカート丈が短いと非難していた(Twitter)。確かに、いまどきの平均的な女子高生と比較すると短めだが、今でも短めの娘がいないわけではない*1ので異常とは言えない。

9年前の2011年2月に登場しているシリーズの絵で、一世代近く前の服飾文化を反映していることにも注意しよう*2。今よりも全般的に短めであった蓋然性が高い。村上さとこ氏が女子高生であった頃から見ると、どちらも短いスカート丈だが。さらに、朝日新聞の調査では地域で平均にばらつきがあり、同一地域内でもそれなり分散があるそうなので、村上さとこ氏のお嬢さんやその友人などのスカート丈を普通と捉えることができない事にも、注意して欲しかった。

どちらかと言うとスカート丈より、もっと太くたるんでいることが多い現実の女子高生の脚が忠実に再現されていないことの方が気になる。何はともあれ、これに限らず社会を描写している絵にはモデルがある事が多いので、注意深く論評して欲しい。

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