2011年9月4日日曜日

iCloudの裏側はMicrosoft Windows AzureとAmazon AWS

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The Registerが、Appleの新サービスiCloudの裏側はMicrosoft Windows AzureとAmazon AWSで構成されていると伝えている。公式コメントは拒否されているようだが、Microsoftに近い筋からの情報があるようだ。大規模データをスケール・アウトできるバックボーンをAppleが持たない為のようだ。

iCloudは、MobileMe(旧iTools、.Mac)の後継サービスで、メール、アドレス帳、カレンダー、アルバム、オンライン・ストレージ、そして「iPhoneを探す」を提供する。既に同種のサービスは多々あるが、Apple製品が標準でサポートするサービスとなり、iTunes Store、App Storeで取り扱っている音楽やアプリ等のコンテンツは容量制限に関係なく利用できる長所がある。iTunes Matchという年間$25の追加サービスでCDでリッピングした音楽もiTunes Storeで購入した音楽と同様に扱えるのは、かなり画期的だ。病気療養中のジョブズ自らWWDCでプレゼンをしており力の入った新サービスとも言える。

Appleは選択と集中で、製造部門は台湾メーカーにアウトソーシングし、サーバー製品などからは撤退しており、コンシューマー向けの製品とサービスに特化してきている。そういう視点から考えれば、バックボーンが既存の他社サービスを利用するのは当然なのであろう。なおWindowsとLinuxのマルチプラットフォームになると予想される事から、システム構築言語はJavaだと予想されている。

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