2011年9月27日火曜日

金明秀による片山さつき批判の不思議

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金明秀関西学院大学社会学部教授が、片山さつき氏の従軍慰安婦問題や、朝鮮学校の無償化問題に関するTweetを「片山さつき氏による見下げ果てた煽動」で批判しているのだが、意味不明だ。金氏は、片山氏の(1)従軍慰安婦問題に関する見解(1965年の「日本国と大韓民国との間の基本関係に関する条約」で日本国が賠償責任を負わない上、従軍慰安婦問題が強制連行された事実は無い)も、(2)韓国系法務法人が米国の日本人学校を歪曲教育で訴えた事(朝鮮日報)も、(3)朝鮮学校の反日教育に関する見解にも反論していない。ただ、片山氏の細部のミスを指摘し、社会的弱者やマイノリティの排除を訴えていると主張している。

福岡朝鮮初級学校で反日教育が行われていたのか否かを明確に証言した上で、片山批判を行うべき

金明秀氏も日本で教職にある在日朝鮮人なので、従軍慰安婦問題や竹島に関して言及するのは問題があるのかも知れない。しかし、朝鮮学校の反日教育に関しては「反日教育は行っていない」と明言しても良さそうなものだが、そうは言わない。金氏は福岡朝鮮初級学校の卒業生であり、その内情に詳しいはずなのに、疑問がある。福岡朝鮮初級学校で反日教育が行われていたのか否かを明確に証言した上で、片山批判を行うべきであろう。金明秀氏は、相手の主張の真偽に全く触れずに、それをマイノリティ迫害だと主張しているように思える。日本人が構成していたマイノリティ集団である、ある反社会的なカルト教団は、現在でも公安当局の監視下にある。一般的にマイノリティ排除は否定されるが、それが反社会的な団体であれば例外事項になるわけだ。金明秀氏が、朝鮮学校の教育内容を説明しない限りは、金明秀氏の主張は空虚に聞こえる。

追記(2011/09/27 15:04):反日教育が反社会的とは言えないと指摘があったが、それは反日教育の内容次第になる。朝鮮学校で日本人の人権を侵害する事を正当とする教育が行われていたら、反社会的と言えるであろう。もちろん、教育内容を確認した上で、これらの議論は行うべきだ。

追記(2011/09/28 01:51):自民党は朝鮮学校を、「金正日の独裁体制を支えるための思想教育機関であり、日本国憲法や教育基本法に反する存在である」(朝鮮学校無償化手続き再開に強く抗議し即時撤回を求める決議)としており、反社会的な存在としている。

追記(2011/09/28 09:30):2010年2月27日の産経新聞の記事でも、朝鮮学校側の記者会見で教育内容に関する説明は一切無かったとされている。掲示板(#1#2)の元朝鮮学校生徒の証言を見ている限りは、金日成・金正日を崇拝する主体思想を中心とした教育になっている。荒唐無稽すぎて信じる生徒はいないと思うが、超能力が使えると教えているらしい。

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