2023年3月26日日曜日

ウクライナの勝利ではなく、ロシア軍の撤退を願う方がよいとは思うものの

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岸田総理がウクライナのゼレンスキー大統領への手土産に必勝しゃもじを選んだことが、国内外と言うか、日本とウクライナとロシアで話題になっている。必勝しゃもじは、日露戦争のときに軍人が出征前に駄洒落でしゃもじを奉納していたことからはじまった、岸田総理の地元広島宮島の厳島神社の御守りだそうだ。

ウクライナでは見慣れないモノに困惑し*1、ロシアでは挑発と理解され*2、日本では野党や左派から非難を受けている。日本での非難は、ざっと見た限り、地元のお土産を持っていくのはちゃらくて失礼という批判*3と、勝利ではなく終戦を祈れという批判*4に分かれている。

岸田総理は、ロシアのウクライナ侵攻は力による現状変更であって許されないと明言してきており*5、従来路線を踏襲したものに過ぎないので、外交姿勢にブレはなく強い非難にはあたらない。ちゃらいと言えばちゃらいが、ウクライナでも話題になっているらしいし、存在感を示せたのは悪くない。勝利ではなく終戦を祈れというのも、ロシアがウクライナを制圧して終戦するのは我が国の方針とあわないので、終戦を祈るのは外交姿勢を誤解させることになる。うまい手土産が思いつかないし*6

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