2019年11月24日日曜日

国際会議を重ねても、宣言される目標が実現されるわけではない

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女性の権利に関して、国際会議での宣言が実現されず、次の国際会議でまた宣言しなおすものの、改善しないように思える状況が、批判されている*1

1994年のカイロの国際人口開発会議(ICPD)でトップダウンの人口制御から、女性に教育機会や性と生殖の権利を与えることによる人口抑制にシフトすべきことが宣言され、期限つきで計測可能な目標が設定されたが、期限までに目標は実現されずに新たな国際会議で新たな目標が設定され、その目標も期限までに目標は実現されずに新たな国際会議で新たな目標が設定され…と言うことを繰り返している事を、レバノンアメリカン大学女性のためのアラブ協会(The Arab Institute for Women – Lebanese American University)のLina Abirafeh氏らが非難しているそうだ。曰く、カイロの会議より25年経った時点でも、2億3000万人の女性が避妊ができず、1/3の女性がジェンダーに基づく暴力を受け、毎日800人の女性が予防可能な原因で死んでいる。

この手の会議、開発途上国の指導者の説得の仕方など、目標を実現可能にする具体策を授けてくれるわけではないので、東、東南アジアのように経済成長が起きるなど、何かの要因で社会構造が変わらないと立てた目標は実現されない。中東のように慣習法が強い地域で、地域に受け入れられる方法で女性の権利を拡大する方法、真面目に考えた方がよい。

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