2018年12月25日火曜日

稲葉振一郎「因果因果いうようになったの割合最近」に引っかかった点と、リプライで指摘し損なったこと

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明治学院大学の稲葉振一郎氏が「因果因果いうようになったの割合最近」と言うツイートに、因果と相関の違いを気にするのは昔からでは無いかなと(やや意地悪な)リプライをつけてみたことから派生した議論なのだが、稲葉氏が途中で怒り出したために言及しそこなったポイントがあるので、リプライで指摘したことを繰り返すと同時に、言い損なったことを補足しておきたい。

2018年12月20日木曜日

喫煙者が不道徳な人間とされる理由

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喫煙者は、一定時間経つと万難を排して喫煙を試みだして同行者を平気で待たせるだけではなく、喫煙後しばらくは自分がタバコ臭いことを自覚していないし、非喫煙者と同伴していても喫煙席に座るのが当然だと思っているし、吸い殻を排水溝に捨てたり公園の砂場に埋めたりするし、喫煙をしながら料理をつくって皿に灰が落ちても気づかないし、肺を煩って酸素吸入器をつけていても一服しだして火傷したりするものだ。こんな喫煙者たちを不道徳ではないと擁護するチャレンジャーが現れた。

2018年12月19日水曜日

ジェンダー社会学者が隠す恋愛観、結婚観

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誰しも誰かに恋心を抱くもので、多くの人は私と違って何らかの恋愛経験を持つものだからか、恋バナは個人の主観が雑に入ったものになりがちだ。一週間前も、ジェンダー社会学者の澁谷知美氏が乱暴な言い回しで持論を主張し、炎上気味に非難されていた*1。会話が捩れていて澁谷氏だけが悪いとも言えないし、御題に対する結論の是非は何とも言えないのだが、澁谷知美氏が自身の恋愛観、結婚観を隠しているように思えたので指摘しておきたい。

2018年12月18日火曜日

「100の職業でどんな数学を使うのか」と言う表の奇妙さ

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SNSでは何度か話題になって目の前を通り過ぎていてく図表があるのだが、改めて見ると何でこれが人気になるのであろうかと奇怪さに驚くことがある。

今日は読書猿氏の「100の職業でどんな数学を使うのか1枚の表にまとめてみた」の表をみたのだが、横列の数学の種類を見ていくと、暗算,基礎的な問題解決,集団問題解決,電卓の利用,ヤード・ポンド法,コンピュータの利用,科学電卓の利用とそれ数学なのか謎なもんが多数ある。数学的コミュニケーションはそれが何を意味するのか謎だし、公式の利用,基礎的な数学用語,数理モデルは項目に入れたらあかんだろう。公式と言うか定理が無い数学のカテゴリー、ちょっと想像がつかない。

2018年12月17日月曜日

スターリン — 「非道の独裁者」の実像

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ネット界隈ではヒットラーと並ぶ人気のスターリンだが、ソ連の指導者であり暴力的で残虐な人であると言う漠然とした説明以外は、俳優の岡田眞澄と似ているぐらいしか知らない人は多いであろう。その悪行の詳細に詳しい人でも、なぜ名門の産まれでもなく、テクノクラートでもなかったのに出世できたのか説明できる人は多くは無いと思う。それで、どんなもんかを『スターリン — 「非道の独裁者」』を読んで確認してみた。

2018年12月16日日曜日

ジェンダー社会学者が、女性がサラダの取り分けをするのを嫌がる理由

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かなり前からなのだが東北学院大学のジェンダー社会学者・小宮友根氏が居酒屋でサラダを取り分けるのが女性であることを問題視している。先日も、同じ趣旨の記事*1を書いていた。

曰く、サラダの取り分けが他人の世話と言う仕事、他人を補助する身分が下の人が実行する仕事の代表例であり、これを女性の担当とする習慣を容認することがジェンダー・ステレオタイプを人々に受け付けることになり、男女の性別役割分担に歪みが生じるそうだ。軽微なことが社会を構築していると言う思想。社会構築主義。ひとたび社会構築されると、人々はそれを前提にした人物評価や、それに対応した技能習得を行うので、自由に振る舞うようにいっても変化は生じない。

2018年12月14日金曜日

マクロン大統領を引きずりおろしてもフランスが進む道は変わらない

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燃料税増税*1に端を発したフランスのデモと暴動「黄色いベスト運動」だが、増税延期になっても続いており、さらなる懐柔策*2が打ち出されても続いている。デモ組織者が明確なメッセージを掲げているわけではないが、マクロン政権の経済改革に対する不満が原因だと考えられている。しかし、不満をもたれている政策は、マクロン政権だからと言って出てきたわけではない。

2018年12月13日木曜日

社会学者は、違憲や違法と批判的レベルの理屈にならない運動家節を唱えるのをやめるべき

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差別などを無くすための理由付けとして、それが違憲や違法と言い出す人々は少なくない。倫理学者ヘアの言う直観的レベルでは法律は守るべきだと言えるので、一般にその主張がおかしいとも思わない。しかし、この論法だと、合法だから正義、悪法も法と言う理屈も通ってしまう。法律や制度が倫理に叶っているかは、批判的レベルで検証せざるをえない。

2018年12月10日月曜日

外国人技能実習生の労災が多いのは、受け入れ企業の業種と規模が主因

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朝日新聞が外国人技能実習生の労災死の比率と、日本の雇用者全体の労災死の比率を比較して、前者が多いと言う記事を書いている*1のだが、比較対象がちょっと雑なので指摘したい。

厚生労働省「技能実習制度の現状」を見ると、製造業、建設業、農業の中小零細企業での受け入れが多い事が分かるのだが、「労働災害動向調査」をみると製造業、建設業の中小零細企業の労災発生率が高いことが示唆される。業種と企業規模を制御すれば、日本の他の雇用者と比較して多いとは言えなくなるであろう*2

2018年12月7日金曜日

ジェンダー法学会の被害告白はシンポジウムの内容に関係あった?

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山口貴士弁護士が、ジェンダー法学会のシンポジウムで、"me, too"と宣言して不規則発言・演説をした女性を他の質疑応答の時間を潰した迷惑行為として非難し*1、他の参加者が被害告白を場違いと責めるのは不道徳*2、質問時間は残っていなかったから迷惑行為ではなかったと山口氏を批判し*3、さらに山口氏がいやいやもっと時間があったような反論をしている*4のだが、議論のポイントが忘れ去られているのが気になった。

2018年12月6日木曜日

社会調査でセンシティブな質問に正直に答えてもらう方法

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人々の生活実態を探る一つの有力な方法にアンケート調査があるが、回答が漏洩すると回答者の不利益になりえるセンシティブな質問には、正直に答えてもらえない可能性が指摘される。たとえば、違法薬物を乱用しているかと言う質問に対して、調査員が警察に密告したら取り締まりを受けるので、本当は乱用していても回答者にはそれを否定しておく誘引がある。

2018年12月1日土曜日

凶悪犯罪は経済活動の邪魔になる

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当たり前に思えるが、実データで観測するのが難しい社会現象は多い。例えば、凶悪犯罪は経済活動の邪魔になると言う話は、経済が悪くなると治安が悪化する効果も予想されることから、小うるさい経済学者が納得するような分析で裏付けることは難しい。しかし、上手い自然実験を探し出して、これを確認した人がいた。

文系の学生に数学を勉強させる方法

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経団連が『ビジネスの現場ではシェアビジネスやデジタルマーケティングが広がり、統計などの知識が必要と考える経営者は多い。データを扱うために「最低限の数学」を学生が学び続けるよう求める』そうなのだが、そんな要請を大学側にする必要は無い。

渡辺真由子のマンガ・アニメ・ゲーム内の性的描写規制論を振り返る

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ジャーナリスト/メディア・コミュニケーション学者の渡辺真由子氏が、著作の第6章が丸々が無断転載で剽窃にあたると批判されており*1、出版社が絶版・回収にいたることになった。渡辺氏はマンガやアニメにおける児童ポルノ規制を積極的に訴えることでネット界隈のオタクの皆様から敵視されており、また渡辺氏が剽窃を認め謝罪していないこともあり、容赦のない非難が浴びせられている。