2014年12月20日土曜日

正規雇用の減りっぷりについて

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龍谷大学の竹中正治氏の『「非正規雇用は増えたけど、正規雇用は減っていない」という事実』と言うブログのエントリーに、「全就業者数(含む自営業)に占める正規の比率は、1990年61%、2012年59.3%で安定しています。人数も3000万人台で安定」という記述があって、漠然と信じていたのだが、実際に出所データを確認してみたら数字があわない。非正規雇用の増加が正規雇用の減少を上回るだけで、正規雇用の減少は否定できないのでは無いであろうか。

出所とされる労働力調査では表9に2001年までは労働力調査特別調査の、2002年以降は労働力調査詳細集計の正規と非正規の雇用者数が記録されている。男女計の全年齢階層の総数の正規の職員・従業員の2月もしくは第1四半期(1~3月平均)の数を、各年2月の就業者数で割ってみた。

1990年に61%もないし、1990年以降安定している事もない。どの統計のどの数字を計算したか定かでないので合致しないのは意外ではないが、1990年以降安定は2001年以降の間違いでは無いであろうか。なお1999年と2000年に正規雇用率が急減したわけだが、小泉政権(2001年4月~2006年9月)以後は、正規雇用率の低下ペースは半減している。

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