2020年4月25日土曜日

専門家会議が求める「人と人との接触機会を8割削減」がほぼ達成されている

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可能性がそこそこある。

4月7日の緊急事態宣言の後、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議は繰り返し「人と人との接触機会を8割削減」を求めているのだが、何時を参照点として8割減なのか、現在目標にどこまで接近できているのかはっきりしない人は多いと思う。どれぐらい感染予防とヒキコモリ生活を頑張ればよいのか。

専門家会議と言うか、厚生労働省クラスター対策班の北海道大教授(理論疫学)の西浦博氏は、実効再生産数Rₜを2.5から0.5に落とすために8割削減と説明している*1。「接触」が触れたり接近したり喋ったりする回数と言うよりは、一日あたりの感染リスクを指しているのが気になるところだが、Rₜか基本再生産数R₀を見れば目標を達成できているか判別できる。そこで、SIRモデルを前提に、4月10日から23日までの2週間のデータからR₀(>Rₜ)を推定してみたのだが、0.562と言う数字が出てきた*2

指数関数的増加ではなく、緩やかに逓減していく凹関数になっている。今後、この傾向が続くかは分からないが、専門家会議が求める「人と人との接触機会を8割削減」はほぼ達成されている。念のためにノンパラメトリック推定で新規陽性者数の推移を見ても、減ってきている。推定モデルのピーキーさが原因と言うわけではない。

専門家会議がもっと高度で複雑な数理モデルを元にし、異なったR₀やRₜを見ている可能性は高いが、実際のところその推定量も1を切っていたりするのでは無いであろうか。国民を油断させず危機感を煽りたい立場なのは分かるが、どういう現状分析になっているのか教えて欲しい。さらに、色々としている電車に乗るななどのアドバイス、どれがどれぐらいR₀の引き下げに有効なのかも教えて欲しい*3

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