2012年9月27日木曜日

国連総会での野田総理の婉曲的な主張

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国連総会で野田総理がスピーチを行い、竹島や尖閣諸島における日本の立場を示した(時事通信)。当たり障りの無い事を言う歴代総理の慣行からは外れたが、婉曲的すぎて国際社会へのアピールにかけるかも知れない。

WSJ.comの記事は強く中国や韓国を意識したスピーチをしたように思えるが、国連のニュース・リリースでは法による統治の重要性を強調しつつ、国際司法裁判所(ICJ)への人的・資金的貢献で世界をリードする事を宣言したように読める。少なくとも、多くのトピックの中の一つとして埋没しているようだ。593ワードの記事のなかで、該当部分は69ワードに過ぎない。

日本の姿勢としてICJを重視する事、竹島について韓国にICJでの解決を持ちかけている事、尖閣諸島について台湾や中国にICJへの提訴を暗に示唆している事が世界に伝わったかは疑わしい。日中韓のニュースを追いかけている人であれば分かるかも知れないが、争っているものの経済的権益が多く無い*1せいか、欧米メディアでの取り上げ方は大きくない。台湾と日本の水の掛け合いが面白かったようだけれども(Mail Online)。

*1尖閣諸島周辺は海洋資源が豊富に思っている人もいるかも知れないが、1000億バーレルと言われた周辺の原油埋蔵量は、現在では32.6億バーレルか、それ以下だと思われており、これは中国の原油消費量の約1年分に過ぎない(尖閣諸島周辺海域の石油埋蔵量について)。

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