2010年4月28日水曜日

日本の中のiPhone

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日本では、すっかりiPhoneが普及・定着したようだ。とはいえ、当初、理由不明だがソフトバンクが販売台数を公表しなかったのでiPhoneの販売台数については不透明な所が多かった。最近は、販売台数やシェアが公表されるようになってきたので、その普及度を数字で確認してみよう。


世界累計出荷台数は5,000万台、国内累計出荷台数は230万台

世界でも日本でも順調に販売台数を伸ばしてきているのが分かる。


2009年度の国内出荷台数は169万台

日経の記事で、相対的にここ1年間での普及が激しい事が見て取れる。「iPhone for everybody」キャンペーンが功を奏したのかも知れない。なお、日本のスマートフォン市場におけるシェアは72%。


iPhone 3Gと3GSの利用率はほぼ半々

2009年度の数字だが、インプレスR&Dの公表した調査だと利用率24.5%対21.5%で、やや3Gの方が利用者が多いが、ほぼ半々のシェアになっている。もちろん今後は、割賦販売のローンが切れる3Gユーザーの新型機への乗り換えが進むと思うので、この比率も大きく変化すると予想される。


世界で一番普及しているスマートフォンとは言えない

意外かも知れないが、2009年度も販売台数、利用者数ともに一番ではなかった。 TechCrunchの記事によれば、RIMのBlackberryが世界シェアが42%弱とトップで、iPhoneは29%強でしかない(Symbianはスマートフォンと言えるか微妙なので本稿では除外)。comScoreのレポートによれば、利用者シェアもRIMが42.1%とトップで、Appleは25.4%である。


世界で一番の急成長

iPhoneの出荷台数シェアは、2007年度は2.7%、2008年度は8.2%(@ITの記事)、2010年2月は25.4%である(comScore のレポート)。ただし、2009年11月は25.5%なので、ここ数ヶ月は伸び悩んでいる。


世界で一番、開発者に人気のスマートフォン

2010年3月の時点で15万本がApp Storeに登録されており、世界で一番、アプリ開発者に人気のスマートフォンと言える。同時点でAndroidが3万本なので、ほぼ5倍の規模と言える。Windows Mobileは、2008年時点で約1万8000本Blackberryは2009年7月で2000本なので、一番人気と言えるであろう。ただしテンプレート・アプリや、悪質な釣りアプリもあるので、本数だけで評価はできない。


Androidの追い上げが激しい

iPhoneは、販売台数や利用率よりもウェブ・トラフィックにおけるシェアが大きい、つまりウェブ閲覧の利用に多く使われている事が知られている。

しかし、iPhoneを追いかけるように、Androidも順調にシェアを伸ばしている。しかも、厳密な意味での利用調査ではないが、AdMobの米国のウェブ・ トラフィック調査ではiPhoneを既に上回ったようだ。

iPhoneのシェアは47%から39%に低下し、Androidのシェアは36%から46%に増加している。世界では50%から46%の低下で、依然として1位であるが、Androidの追い上げにあっているのは確かであろう。

全般的に、iPhoneが急成長を遂げているのは確かだが、日本で支配的であるものの、米国ではそうでもなく、Androidが追い上げている傾向が見て取れる。ガートナーのレポートでは、2012年にはAndroidがiPhoneを逆転すると予想しているが、この手の将来予測はあたった試しはあまり無い。今後、iPhoneがBlackberryを追い落として地位を固めていけるのか、それともAndroidに抜かれて没落してしまうのかは、神のみぞ知るところであろう。

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