2010年4月21日水曜日

普天間基地代替施設移設問題で忘れられていること

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2006年に、名護市辺野古にV字型配置の滑走路を建設する日米合意案が出されている。

これは、市街地にある普天間基地から米軍の規模を縮小した移設で、滑走路配置なども固定翼機の飛行ルートに住宅が入らないようにするなど工夫した案で、日米政府で10年程度をかけて合意に至ったようだ。

選挙前のマニフェストに記載もしていないのに、この合意を再検討しだした鳩山政権だが、唐突に出てきた鹿児島県徳之島について、根本的な問題を指摘したい。


飛行場の立地アセスメントに、1年以上の気象観測は必須。

航空機は風に弱いので、年間を通じた天候調査が必須だ。つまり、代替案を米軍が検討するのには、1年以上かかるのだ。現時点でとりうる立場は、普天間基地の存続か、辺野古へ移設かの二択しかない。

鹿児島県徳之島の住人を説得するのには時間がかかるし、そもそも沖縄から遠いので米軍のロジスティクスに問題が出るのは自明であろう。国際情勢も絡むセンシティブな問題なのに、土壇場でひっくり返そうとするのはいかがなものかと思う。

鳩山政権は、代替案を検討・評価するためにはかなりの時間がかかる事を、全く認識していないように思える。首相は思いつきで物事を判断できるタイプの人なのかも知れないが、実務に従事している普通の人はそうもいかない事情があるのだ。

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