2018年8月16日木曜日

金融の教科書にある信用創造の説明を貶しても

このエントリーをはてなブックマークに追加
Clip to Evernote
Pocket

学部の金融の教科書には、だいたい次のような信用創造の説明があると思う。預金歩留まり率をαとするとき、H円のハイパワード・マネーを持つ銀行が、H円を融資するとαH円が預金として戻り、αH円を融資するとα2H円が預金として戻り、n回目の融資ではαnH円が預金として戻り、無限に続けて和をとるとH/(1-α)円融資になる。法定準備率βがあれば、H/(1-α+αβ)円が融資量の上限。先日出た経済学を説明するマンガ*1でも、この説明が踏襲されている。

2018年8月12日日曜日

第一生命経済研究所のレポートにある日照時間による消費の推定について

このエントリーをはてなブックマークに追加
Clip to Evernote
Pocket

ついったーらんどで第一生命経済研究所首席エコノミスト永濱利廣氏が書いた「テーマ:不確実性の高いサマータイム効果」の中の日照時間による消費の推定式がトンデモ扱いされていたのだが、しっかり問題点を把握しない非難が多かったので、非難の方の問題を指摘した上で、推定の問題点を再整理し、推定をやり直した上で、推定結果の解釈について批判したい。弁護から入って、結局はdisる。

2018年8月11日土曜日

大学の男女別定員は違憲・違法か?

このエントリーをはてなブックマークに追加
Clip to Evernote
Pocket

東京医科大学が隠れて実質的な男女別定員制をとっていた件に関して、明らかに違憲・違法と言う非難が見られる*1のだが、素人目にも雑すぎる法律解釈なので問題を指摘したい。道徳的に主張の正当化を行なうより、違憲・違法と叫ぶ方が簡単なのは分からなくもないのだが、憲法や法律の運用状況から考えると、問題は自明ではない。

2018年8月8日水曜日

男性の家事・育児参加を促しても、女性医師の増加による当直不足の問題は解決しない

このエントリーをはてなブックマークに追加
Clip to Evernote
Pocket

女性医師が結婚後も仕事を続けるには、当直・救急対応・オンコールの負担を与えないことが肝要なことはよく認識されていて*1、女性医師の比率を抑えるべきだと言う主張の根拠になっている。これに対して男性の家事・育児参加を促せば、既婚女性医師も業務負担を増やせる言う主張*2があるのだが、簡単な計算によって逆に状況が悪化する可能性が高い事が分かる。

2018年8月4日土曜日

女性医師に配慮すればするほど病院の職場環境は悪化するので、別の施策がいる

このエントリーをはてなブックマークに追加
Clip to Evernote
Pocket

日本医師会が、東京医科大学が女性の入学者数を抑制していたことに対して批判的なコメントを出した。「女医が増えると結婚出産による途中退職で医師が不足する」と言う東京医科大学の弁に対して、「短時間労働の導入や当直の軽減など、女性が働きやすい環境整備を進めることが大事」と指摘している*1のだが、それが現場で問題を引き起こしているという勤務医の声を無視しているので指摘しておきたい。日本医師会はどちらかと言うと開業医の団体なのを、よく表している。

2018年8月3日金曜日

東京医科大学は、開き直って統計差別を続けるべき

このエントリーをはてなブックマークに追加
Clip to Evernote
Pocket

東京医科大学が、女子受験生の点数を下げて、男子受験生の入学者数を増やそうとしていたことが発覚した*1。世間一般には非難の声が大きいようだが、医療現場にいる医師からは、性別に関係なく必要悪と言う声も上がっている。医師の供給数、病院の経営慣行の問題もあって、女医の増加が業務遂行上の障害になっている現実があるからだ。近い将来の医療需要減や、経営慣行の変更の困難さを考えると、男性医師の比率を高める施策を放棄するのは、大きな厚生損失を招くかも知れない。

2018年8月2日木曜日

「搾取」という単語を使う前に必要なこと

このエントリーをはてなブックマークに追加
Clip to Evernote
Pocket

頻繁に使われる割には、厳密に運用するには定義が十分ではない用語に「搾取」がある。好意など自発的なものではなく、権力やその他の強制力をもって、正当な対価を払う事なく、他者に労力やその他の資源を提供させることと搾取の説明は難しくない。しかし、大抵の事例において、正当な対価がどの程度かは自明ではない。

日本の中世の信仰事情が分かる「戦国と宗教」

このエントリーをはてなブックマークに追加
Clip to Evernote
Pocket

戦国時代はドラマや小説で人気の題材で、たまにテレビ番組で歴史研究が紹介されたりするものの、様々な経緯で色々と誤解が多い*1。そのためか、蘊蓄を語るのが好きな人が多いTwitterらんどでは、鎌倉から江戸、中世から近世の小ネタが人気である。当時の宗教についても誤解が多いそうで、「戦国と宗教」と言う本が紹介されていた。

2018年7月28日土曜日

擬似科学を引っ張り出し“敵”を悪く言うリベラル誌

このエントリーをはてなブックマークに追加
Clip to Evernote
Pocket

週刊アエラが人相をもって、杉田水脈衆院議員の知性や性格や生い立ちの“分析”を掲載しているいた*1

観相学は今となっては19世紀の代表的な疑似科学の一つ骨相学と同じもので、何の根拠も認められない。ネガティブな推測も多々含む、嘉祥流観相学会代表・岡井浄幸なる“専門家”の弁を掲載しただけとは言え誹謗中傷に近い。

2018年7月26日木曜日

人気ついったらー山本一郎さんの悲報によせて

このエントリーをはてなブックマークに追加
Clip to Evernote
Pocket

最後2つがツイッター・ユーザーを煽るための冗談になっている“鬱になりやすい人の特徴”をリストしたツイートに対して、恐らく冗談のつもりで「ぶち殺すぞ」とリプライした人気ついったらーの個人投資家・作家の山本一郎氏がアカウント凍結になって話題になっている*1