役所の情報システム部の人が、三層分離ネットワーク(多層型境界防御)を批判しつつゼロトラストについて言及しているのだが、近年のランサムウェア事件などを見ると多層型境界防御は有効であるし、ゼロトラストと併用できるしすべきものなので、対比的に扱うのはミスリーディングだ。
ゼロトラストはセキュリティー専門家のJohn Kindervag氏が提唱した概念が原点で、①あらゆる通信の暗号化(と認証)、②ロールベースのアクセス制御を厳格に定め運用、③すべてのトラヒックを検査・ログを記録(さらに自動防御)が基本コンセプトとなっている。境界防御では不十分だと指摘しているが、境界防御があるからと言って危険性が増すと言う話ではない。







