大阪府内の女性に性的関係を強要したなどとして女性に提訴され、先月、解決金500万円を支払うことなどを条件に和解が成立した岸和田市の永野耕平市長だが、未だ草津町の狂言騒動で話題になったフラワーデモなどcall-out cultureの標的にされていない。
フラワーデモの中核的人物である北原みのり氏の𝕏/Twitterを検索したが、岸和田市に御住まいだったようなツイートがある一方で、岸和田市長に対する言及すら無かった。フェミ議連の議員などもざっと見た限りは言及がない。
永野氏は「辞めるような悪いことをしたわけではない」と主張しているが、女性に金銭を支払っており、法的には一定の非を認めていると看做せる。この件に関して告発者の狂言の可能性は低い。刑事事件として立件には至らなかったわけだが、和解文書には永野耕平氏「は優越的な立場にあって、両者の間には社会的な上下関係が自ずと形成されていたと認めるのが相当」と記されていたと報じられている*1。
性暴力に反対するフェミニストが、永野耕平市長に辞任を求めないのには、奇妙さを感じざるをえない。裁判が進行中なので慎重に状況を見極めてきたのかも知れないが、和解は成立した。永野市長にはフェミニスト以外からの非難も集まっている。これまで性暴力に抗議してきたフェミニストたちが、声明ひとつリアクションを出さないのは何故であろうか?
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