2021年5月23日日曜日

アストラゼネカ社製ワクチンの旧い有効率が示すメディアの盲目的な請け売り

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モデルナ社製とアストラゼネカ社製の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチンが承認された*1ので、にわかにファイザー社製と比較した表をメディアがよく提示しているのだが、なぜかアストラゼネカ社製の有効率が70%と旧い数字が載っている*2

昨年11月ぐらいに2回目の接種量を半分にしたら有効率が90%になったと言う報道があり*3、最近もアメリカの第3相試験で発症に対して有効率79%、重篤化に対して有効率100%の結果だった*4、イングランド公衆衛生局(PHE)は週次調査報告書で89%としている*5と、外国メディアでは報じられていたのだが、外国メディアの報道はあまり見ないのか、どうもメディアの皆様の耳には入らなかったようだ。

もしかしたらメディアが取材した専門家の皆様も、伝言ゲームで旧い数字を参照しているのかも知れない。2回目接種のワクチンの量が1回目と同量の臨床試験で有効率62.1%、半量で90.0%、全サンプル平均で70%と言う2021年1月9日の論文*6の情報のうち、70%と言う数字だけを参照している論文*7を、感染症専門医の忽那賢志氏が参照していた*8。そうだとしても、広く報じられている話と矛盾するわけで、取材先に数字の違いを質問してくれても良かったと思うのだが。

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