2017年5月24日水曜日

人工知能×布教文学×ポストモダン

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ディープラーニング界隈のエヴァンジェリスト松尾豊氏が「ディープラーニングと進化」と言う計算機工学と生命科学をごっちゃにした怪文書を書いていた。恐らくディープラーニングは素晴らしいという布教文学なのだが、ポストモダン的になっていてちょっとひどい。文意が取れない人も多いだろうが、ハチャメチャぶりを紹介しよう。

松尾氏は、機械学習の中で、離散的な遺伝的アルゴリズムを「進化」と定義し、微分可能な目的関数を持つニューラルネットワークなどを「学習」と定義し、「学習」の方は数理的に双対問題を考えることができるので最適化しやすいと指摘。さらに、最適化しやすいから「世界は微分可能化している」と言い出している。

最適化しやすいからと言って人類を含む生物がDNAやRNAを捨てられるわけは無く、論理的にぶっ飛びすぎていて爽快だ。人工知能界隈での「進化」や「学習」と言う概念も、生命科学におけるそれらとはちょっと違うであろう。日本の人工知能研究が腐っているからソーカル事件を仕掛けたと言われたら、納得するレベルである。

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