2017年1月17日火曜日

沖縄タイムス「試験に影響はないが、試験中は教室の上を飛ぶな」

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航空機の騒音は飛行場近隣からの苦情の種で、羽田の反対運動は成田、伊丹の反対運動は関空の新設につながった。新設空港ができると反対運動がなぜか縮小するのはさておき、この二箇所に比べると発着数は減る沖縄の米軍基地周辺でも、騒音対策の補助金なども出ているが、騒音に対する苦情は尽きない*1。しかし、何でも問題にすればよいと言う分けでも無い。

2016年2月29日の「入学試験中に米軍機騒音20回 琉球大、最大83デシベル」と、2017年1月15日「米軍ヘリ、センター試験リスニング中に琉球大上空を飛行 76.7デシベル」と言う二つの沖縄タイムスの記事が話題になっていたのだが、どちらも騒音は教室内ではなく屋上で計測されており、さらに「騒音に対する受験生からの苦情はなかった」「試験に影響はなかった」と書かれている。

「試験に影響はないが、試験中は教室の上を飛ぶな」と言っても説得力はないのだが、沖縄タイムスの記者は大丈夫であろうか。また、空き教室が無いわけでもないだろうから、教室内で騒音測定も不可能ではないのに、なぜ毎年屋上で騒音測定をやっているのかと渡嘉敷健琉球大学准教授に詰め寄りたい。

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