2015年3月19日木曜日

宗教学たんの罪について

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東京大学先端科学技術研究センター准教授の池内恵氏が、「宗教学たん」なるペンネームで書かれた記事*1に関して、池内氏の著作『イスラーム国の衝撃』に依拠しているのに言及されていないと怒っていた(Facebook)。『「宗教学たん」からのご説明』で宗教学たんが非を認めて話が終わるかと思ったが、「『イスラーム国の衝撃』を剽窃した記事についての対応」で池内氏がさらに宗教学たんを詳細に非難している。言い訳が気に入らなかったらしい。

2015年3月11日水曜日

バナー広告は無視され、ネイティブ広告はクリックされない

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最近は神経科学とその道具であるアイ・トラッカーを応用して広告効果の測定を行なうこともあるようだ。ニールセンとネイティブ広告配信ソフトウェア会社のSharethroughが行なったバナー広告とネイティブ広告の比較実験の結果が紹介されていた(Quartz)。ネイティブ広告は本文と見分けをつけにくいタイプの広告を指し、最近、一般化してきたものだ。実験によるとバナー広告はほぼ無視され、本文と一緒に目を通されるネイティブ広告はバナー広告の2倍の時間を見るのに使われるそうだ。

2015年3月6日金曜日

あるマルクス経済学者のプロパガンダ(14)(15) ─ 非パレート最適状態は、自由の抑圧?

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マルクス経済学者の松尾匡氏の連載『リスク・責任・決定、そして自由!』の新記事『流動的人間関係原理からみた課税の正当化原理――左翼リバタリアンの理屈』と『事前的ルールを選ぶ自由──リバタリアンはハイエクを越えよ』が出ていた。 リバタリアンの立場から社会保障や分配のための課税が正当化されうるのかを議論し、さらに「自由」を保障するために景気対策などの積極的な経済政策が肯定されると主張しているのだが、人権が意識されていないのでおかしい事になっている。

2015年3月4日水曜日

日韓で共有していない基本的価値

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外務省ウェブサイトでは今まで韓国を「我が国と、自由と民主主義、市場経済等の基本的価値を共有する重要な隣国」と表現してきたのだが、3月2日になって「我が国にとって最も重要な隣国」と表現を変えたそうだ(J-cast)。韓国を専門とする政治学者の浅羽氏は前の文言が好きだった*1のでショックを隠せないようだがtogetter)、韓国の政府や司法が国民情緒に大きく振り回されている現実を認めたものに過ぎないし、日韓関係に夢を見なくなったのは評価できる。