2023年3月18日土曜日

一般社団法人Colaboへの委託事業の住民監査請求は、関係3者すべてハッピーな結果を得ることになった

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一般社団法人Colaboへの委託事業の住民監査請求の問題は、不適切な会計処理があったことが確定したが、修正後も委託料の上限額の範囲内であったために返金請求などには至らない一方で、委託事業をやめて補助事業に転換することになった。領収書の一部提示を拒否した72件252,163円に関して税務署が文句を言うかも知れないが*1、とりあえず一段落である。

東京都としては事業を縮小する方向のようだ。委託先の管理の手間暇を増やす気になれなかったのだと思うが、費用対効果が不明な事業の縮小は都の利益に適う。Colabo代表の仁藤夢乃氏は2018年12月に、事業を委託されたことでパワハラやセクハラを受けたが、それ以上に書類作成、情報共有で監視、管理、支配されるのがつらい、悔しいと訴えていた。仁藤夢乃氏にメリットを無視してデメリットだけを過剰に糾弾する性癖が無ければ、Colaboにとっても悪い話ではない。住民監査請求を行なった火付け役の暇空茜氏は、その目的通り、仁藤夢乃氏に打撃を与える事ができた。訴え訴えられで多くの訴訟を抱えることになったが、暇空茜氏は銀行口座の残高を示しつつ驚くほどの多額の寄付を得たことを誇示していた。あの金額がハッタリでもなければ、どう転んでも豊富な資金力で乗り切れる。

東京都、仁藤夢乃氏、暇空茜氏はそれぞれ打撃を受けたわけだが、結果的にはそれぞれ得るものがあったと言えるし、被害は制御可能なものであった。めでたしめでたし。

*1小額だが使途不明金になるので、脱税の可能性が一応ある。

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