2016年11月22日火曜日

オバマ大統領とトランプ次期大統領の排外主義の程度の差

このエントリーをはてなブックマークに追加
Clip to Evernote
Pocket

トランプ次期大統領が犯罪歴のある不法移民を国外退去処分にすると主張している事に対して米国内で反発が高まっている*1。米国でもリベラルの皆様はどうも表面的な言説に弱いらしい。ポリティカル・コレクトネスな発言であれば、実態については注意を払わないようだ。批判されているトランプ氏も、現状の移民政策がどうなっているのか、良く把握できていないようだが。

大統領選挙期間中の8月に、オバマ大統領が既に250万人の犯罪歴のある不法移民を国外退去させており、これは前任者のブッシュ大統領の実績よりも、20世紀全体の合計よりも大きい規模であると指摘されていたが(ABC News)、この報道からだいぶ時間が経つのだがまだ浸透していない。トランプ氏の主張は従来路線の肯定でしかないのだが、米国ですら正しく理解されていないようだ。

実効ベースで評価したときに、どちらがより排外主義者なのかは不明瞭である。そもそも十年以上真面目に働いて地域社会に溶け込んでいるフィリピン人を、子供だけ残して国外退去処分にする我が国の政府とそれを支持する国民感情から考えると*2、犯罪歴のある不法移民を国外退去処分にすると言うトランプ氏の発言にまったく違和感を感じなかったりするのだが。

*1米大都市、不法移民保護を次々宣言 トランプ氏の方針に反発」などと言うニュースが流れてくる。

*210年以上摘発できなかった日本の官憲の責任もあるのだから、例外的に永住権を与えても良いかも知れないと思ったのだが、そういう声は大きくは上がらなかった。

0 コメント:

コメントを投稿