2021年2月25日木曜日

ジェンダー社会学者のダメなところが詰まっている『炎上CMでよみとくジェンダー論』

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ネット界隈で表現物に関する言い争いは多く、ジェンダー社会学者の議論の雑さにはあきれる事が多い*1のだが、出版物だともう少しマシかなと思ってジェンダー社会学者の瀬地山角氏の『炎上CMでよみとくジェンダー論』を手にとってみたのだが、同じように議論の進め方がダメだった。炎上とは何かを定義し、その定義でどの広告が炎上したと言えるのか説明し、なぜ個々のCMが炎上したのか批判者のSNSの投稿などから分析した上で、規範的な議論を展開すべきなのだが、まったく出来ていない。

2021年2月20日土曜日

従軍慰安婦に関するラムザイヤー論文への批判の奇妙な点

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従軍慰安婦に関するラムザイヤー論文(Ramseyer (2021))に大きな瑕疵があると、歴史学者のグループ(Stanley et al. (2021))が批判していて話題になっており、確かに文献の参照が恣意的と言うか、参照する文献を間違っているようなのだが、ラムザイヤー論文の核となる前提への批判は奇妙なものになっている。

2021年2月19日金曜日

『アメリカの政党政治 — 建国から250年の軌跡』で、アメリカの分断を理解しよう

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ここ数年、よく取り上げあられるが意味が分からないものに、「アメリカの分断」がある。昔から貧富の格差が大きくゲーテッドコミュニティがあるような国で、いまさら人々の間の分断が問題になるのが不思議だったのだが、アメリカで今、進んでいる分断の意味が分かる本が出ていた。アメリカ政治史が専門の岡山裕氏の『アメリカの政党政治 — 建国から250年の軌跡』は、建国から現代までの政党政治の概要が分かる本だが、それだけに現在が過去とどう違うか分かりやすいものとなっている。

2021年2月18日木曜日

名著から学ぶ『働き方改革の世界史』

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最近は組織されていない職場が増え、労働争議も数が減ったが、労働者が経営側に逃散ちょうさん*1でなかった離職以外で表立って対抗するためには、労働組合は依然として重要な手段だ。しかし、労働組合がどういう経緯で生まれてきたのか、国内外でどういう相違があるのかは、ネット界隈では広く知られていない。

2021年2月5日金曜日

ラムザイヤーの部落民論文に対するフリーライター角岡伸彦の批判は藁人形論法

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法学者のジョン・マーク・ラムザイヤー氏のディスカッション・ペーパー*1を、フリーライターの角岡伸彦氏が批判している*2のだが、なぜか冒頭の要約に書いてある部分までミスリードしていて、論文の主張を読み間違えている。機械翻訳を使って読んで、原文は目を通していない言われても不思議は無い。