ロシアのSNS工作がデマによる政府非難を呼び起こし、れいわ新選組、国民民主党、くにもり、日本保守党、参政党といった政治的に極端な位置の新参政党の躍進を招いていると、山本一郎氏が主張している*1。
欧米で確認されているのでロシアのSNS工作が日本で展開されていても不思議は無く、バズりそうなデマを好んで拡散するPV乞食も多くいるのでデマの拡散が成功している可能性は高いと思うが、それで与党の支持率が落ちて新参政党が伸びているかは分からない。
理由は二つある。まず、アメリカの𝕏/Twitterの影響分析をしたEady, Paskhalis and Zilinsky et al. (2023)によると、反民主党工作は共和党支持者ばかり見ていて、選挙に大きな影響はなかった*2。また、自民党が減少した分、参政党と日本保守党が伸びているとは言え、人的には自民党内の旧安倍派の勢力とそのかつての支持者で変わらない。つまり、有権者の政策的嗜好が変わったわけではない。
数票で当落が決まるような大接戦であれば影響するかも知れないが、政治的に心配するような状況では無さそうだ。デマの源泉になっていて、𝕏/Twitterの情報を動画配信者が紹介することで広まり、家族がそれを意気揚々と親類や御近所に吹聴してうざいと言うようなことは起きうるわけだが、家庭はダメでも政治はたぶん大丈夫。家庭内不和は…(´・ω・`)タエロ
ところでロシア工作の影響を受けているとされる新興政党の皆さんは、既に立法措置が取られていることを問題提起していたりする。与党の皆さんはその辺を指摘していくことで、現状を把握できていない勢力であることをチマチマと指摘していって欲しい。
0 コメント:
コメントを投稿